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福神漬文庫FUKUSHINZUKE
花嫁人形と、溶けない雪の村
ホラー青春
Novel
花嫁人形と、溶けない雪の村
氷室 宵子 著 / 連載開始 2026-05-14
山深い雪国の分校に赴任した新米教師・白瀬朔は、村に伝わる「花嫁人形」の風習と出会う。百年にわたり花嫁を選び続けるという呪われた人形は、必ず十六歳の少女のもとに現れると言い伝えられていた。朔は赴任先で出会った少女・紬がその人形に選ばれたと知り、村の禁忌と過去に踏み込んでいく。しかし村を調べるほど、この呪いには「終わらせてはならない理由」があることを悟り始める――。
第2話 / 全50話4%
登場人物
白瀬 朔(しらせ さく)—主人公
都会から赴任した25歳の教師。合理主義者だが、幼い頃に「見てはいけないもの」を見た記憶を封じている。
綾部 紬(あやべ つむぎ)—ヒロイン
16歳の村出身の少女。無口で感情を表に出さないが、花嫁人形に選ばれたことを誰よりも静かに受け入れている。
蛭田 志津(ひるた しづ)—謎の協力者
村の外れに一人で暮らす老婆。かつて花嫁人形の呪いを「止めようとした」唯一の生き残りとされ、多くを語らない。
綾部 透(あやべ とおる)—敵役
紬の叔父で村の祭祀を取り仕切る壮年の男。呪いの継続こそが村を守ると信じており、朔の介入を激しく拒む。
花嫁人形(はなよめにんぎょう)—怪異
百年前の花嫁の魂が宿るとされる市松人形。言葉を発さないが、選んだ少女の夢に入り込み、何かを訴え続ける。
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