← 連載一覧に戻る
福神漬文庫FUKUSHINZUKE
万灯流しと、嘘つきたちの法廷
ミステリー群像劇
Novel
万灯流しと、嘘つきたちの法廷
朔間 灯子 著 / 連載開始 2026-05-14
記憶を「証拠」として提出できる近未来の法廷都市・灯京。だが記憶は改竄される。元敏腕弁護士にして記憶操作の被害者である女が、訳あり者ばかりの小さな事務所を率いて、権力者たちが隠し続けた「本当のこと」を掘り起こしていく。誰もが嘘をつき、誰もが傷を抱えるこの街で、真実とは何かを問い続ける法廷群像ミステリー。
第1話 / 全50話2%
登場人物
瀬戸 夜依(せと・よい)—主人公
かつて無敗を誇った弁護士。記憶操作により冤罪を負わされた過去を持つ。鋭い洞察力と冷徹な弁舌の裏に、深い自己不信を抱える三十二歳。
稲森 壱(いなもり・はじめ)—相棒
記憶を読む技術者崩れの青年。他人の記憶に触れすぎて自分の感情が希薄になっており、夜依の言葉だけが唯一「響く」と感じている。
双葉 千重(ふたば・ちえ)—ヒロイン兼謎の人物
事務所に転がり込んできた記憶を持たない少女。陽気で嘘が下手だが、その存在が灯京最大の秘密と繋がっていることを誰も知らない。
蒼川 礼司(あおかわ・れいじ)—敵役
灯京の司法を牛耳る最高検察官。法の正義を真摯に信じるがゆえに、目的のためなら記憶の改竄すら「必要悪」と割り切る冷徹な理想主義者。
糸村 百合江(いとむら・ゆりえ)—メンター
事務所の大家を務める老齢の元裁判官。灯京創設期の真実を知る数少ない生き証人で、夜依に事件の核心を少しずつ示す謎多き女性。
Episodes